ETV特集 ネットワークでつくる放射能汚染地図(2/2)

【字幕を作成しました】⇒字幕ボタンのクリックで表示されます 福島原発「事故」から学ぶこと 小出裕章さん「3.11から7年 放射能のいま…」 2018年1月20日(土)北とぴあ(東京・北区)、ヒロシマ連続講座 第40回 福島原発事故から7年をむかえるにあたって、小出裕章さん(元京都大学原子炉実験所助教)による講座が開かれた。そのメインテーマは「放射能のいま」。 東京大空襲にはじまり、米国での史上初の原爆の爆発、そして広島での原爆炸裂、夢をかけた原子力発電のはじまりから福島原発事故へと、話は全面展開。そのうえで放射能の問題に時間をさいた話があった。 福島原発事故により放出された放射能の量を広島原爆との比較でとらえたり、放射能汚染の広がりを放射線管理区域にしなくてはならない汚染レベルとの比較で考えたり、避難指示解除の境界(60万ベクレル/m2)で30年間住みつづけたとき被爆線量はどうなるのかなど、図やグラフを使って素人でも把握できるように解説してくれた。 特に印象に残ったのは、被曝の影響は子どもに圧倒的に出るということ。それをグラフで見せてくれたことだった。 「日本人の大人には原子力の暴走を許し、福島原発事故を引き起こした責任がある。自分が被曝しても、子どもたちを被曝から守るのが大人の責任」、一人ひとりが自分の頭で考え判断し「騙されたというのではなく、自分の責任を自覚して行動を起こす」との小出さんのメッセージを受けとめてほしい。 (あらかわ) 主催:ヒロシマ連続講座 映像ドキュメント.com http://www.eizoudocument.com/ 説明ページhttp://www.eizoudocument.com/0662koide.html